僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46 考察・感想。
僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46
※注 ネタバレあり
文章力なさすぎて読みづらいです。ごめんなさい。
渋谷の映画館で見てきました。
メンバーのインタビューシーンなども渋谷で多く撮影されているので、渋谷で見ることをお勧めします。
あとはヒューマントラスト渋谷からPARCOまで歩いて数分ですので行きましょう。
というか渋谷めまぐるしく変わりすぎててすごいね
さて、映画の話に移ります。
映画の途中途中に過去のライブ映像が挿入されているのですが、もうとにかくかっこよいです。これだけのために映画見る価値あります。避雷針、不協和音、柵の中の鈴本小林etc..
やっぱり一番パフォーマンスで痺れるというか刺激をもらえるのは欅坂だと改めて。
この映画(欅坂の5年間)のキーパーソンにあたる人物は平手友梨奈、小林由衣(小池美波)かと思います。
・徐々に開いていく平手とメンバーの溝
最初はきゃぴきゃぴな平手がたくさん出てきます。が。
徐々に平手は変化していきます。
不協和音のMV撮影の時、平手が世界に入り込みすぎていてとても話しかけられる雰囲気じゃなかったといいます。もしここで隣の菅井かねるが話しかけられていたら何か変わっていたのでしょうか・・・
実際、守屋いわく平手は二人セゾンから徐々におかしくなっていったと話していました。
二人セゾンのCメロのソロダンスを平手が撮影している時、メンバーはただそれを見ているだけでした。悔しいというか、羨望のまなざしというか。この時からメンバーはもう自分はバックダンサーなんだなと認識している様に感じましたね。
・平手依存のメンバーと対の小林由衣
この映画の肝となるお話。
2017年12月31日、紅白で平手、鈴本、志田が倒れた後のお話。
平手友梨奈はグループのことを思って欅坂から離れたいとメンバーに申し出ます。しかしメンバーは引き止めます。完全に平手に依存していますね。同情や本心があったのかもしれませんが、おそらく小林だけは違ったのではないかと思います。小林は「え、なんで引き止めるの?平手がいないとできないの?私たちだけでやればいい」と思っていたはずです。
・センターの抜けた穴とセンターの重圧
2017年のツアー(名古屋公演)平手が来なかった時、センター歯抜けでパフォーマンスをすることを決断した運営とメンバー、英断なのかどうなのか。全部の曲を歯抜けでやったのかそこまで細かいことはわからないんですけど・・・
センター不在のエキセントリック、見た人はわかると思うけどあれもう事故でしょ。
でもこれにも裏があって、演出家は平手不在でもライブに勝ちにいこうとしていました。しかしメンバーは誰もセンターをやらない。まぁ、嫌でしょうね。平手のパフォーマンスを一番近くで見ている存在だから。理佐も絶対にやりたくないと言っていましたし。
ここで意外だったのが守屋が平手絶対センター派だったことです。
守屋が「私たちはバックダンサーぐらいに思っていた」
欅歴が浅いので知らなかったです。守屋がこんなこと言っていた人なんて。軽い衝撃でした。
ただ平手の欠席が伝えられたのは当日で、現実的にポジション変更をするのは厳しいこともあり、仕方ないのかな、と思います。
菅井的にはセンターを埋めてしまうことで、平手の居場所をなくしてしまうという葛藤もあったみたいです。
センターの重圧は、乃木坂の生駒や日向坂の小坂を見ていてもとても辛いように見えます。それを8回も連続で務めきった平手は相当頑張ったんだと思えますね。
・メンバーの変化・団結
2018年1月の武道館3Days公演、平手の右腕負傷により全日程ひらがなけやきの公演に振替されました。ここの描写はほぼなかったです。ただ、メンバーの一人が負傷しただけで全日程を漢字欅は降ろされたわけです。普通に考えたらめちゃくちゃ悔しくないですか?この時の小林と土生のインタビューがBUBKA2018年4月号で読めるって聞いてメルカリで即買いしました。ここから漢字とひらがなでそれぞれ強くなっていくのでまじで面白い。
2周年ライブでも平手不在。そこから徐々にメンバーが変わっていく描写が見られます。このライブではそれぞれ代理でメンバーがセンターを務めます。ここでようやく個の力が発揮され始めるわけです。
この2周年ライブの映像ってどこかで見れないんですか?映画で見た限り絶対見なきゃいけないライブなんですけど見れなくて泣いてます。。
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- ・ガラスを割れ!(2018年4月8日 2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE 武蔵野の森総合スポーツプラザ)
- ・月曜日の朝、スカートを切られた(2018年4月8日 2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE 武蔵野の森総合スポーツプラザ)
- ・国境のない時代(2018年4月8日 2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE 武蔵野の森総合スポーツプラザ)
- ・不協和音(2018年4月8日 2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE 武蔵野の森総合スポーツプラザ)
が10月発売のベストアルバムの特典映像で見れるらしいです。少ないですが不協和音あるしうれしい
小池と二人セゾンの葛藤の描写も結構長めにあります。
ここ個人的に好きで、自信が持てない小池とそんなことない精神のTAKAHIRO先生。TAKAHIRO先生は小池にかける言葉は最小限にとどめて、見守ることをやってくれています。だからこそ小池は2ndアニラの二人セゾンでソロダンス(アドリブ?)を踊り最高でした。そして今の最強の小池美波が在ると思うと感慨深いですね。後述しますが、配信ライブでのセンターも務めています。
・欅坂のラストシングル「黒い羊」
黒い羊のMV撮影終了後がとても印象的でした。
感情が爆発しすぎて倒れこんだ平手。それを囲むようにメンバーも次々とその場にうずくまり泣いているシーン。鈴本だけが寄り添わず立ち尽くして平手を見下ろしていました。あのシーンはかなり好きというか色々深くて考えちゃいました。あの時鈴本は何を思っていたのか。あの時一人だけ立ち尽くしていた意味はなんだったのか。この映画で一番不可解かもしれない。もしかしたら欅坂の黒い羊は鈴本なんでしょうか。とにかく、あのシーンでの黒い羊は彼女でした。深すぎる。
かなり異様な光景です。MV撮り終わってハッピー!ではなく、泣き崩れるメンバー、それをただ見守る大人たち。自分には理解できなくてついていけませんでした。ゾッとした。でも好き。
・幻の10月プール
2期生が加入し初めてのシングル、の予定だった曲、「10月のプールに飛び込んだ」
当時自分もこの曲いつでるのってずっと思っていたのですが結局リリース無しのまま。平手がセンターに選ばれ、この曲は自分の表現に合わないという理由でMV撮影に来ず。いやぁ、すごいです彼女。大人たちを困らせまくっている。シンプルにかっこいいけど迷惑。それだけ繊細で、彼女にしか表現できない領域ってのがあるんでしょうね。
※9月14日追記
「10月のプールに飛び込んだ」ですが、10月発売の欅坂ベストアルバムに収録されます。サビ以外も聞けるなんて幸せ...!また、おそらく9thシングルに収録予定だった他の曲も収録されるみたいです。未発表曲入れてくれるのうれしいですね
・欅坂を陰で支え続けた人物
映画の描写でたびたび仲間重いな石森が垣間見えます。倒れる平手に真っ先にかけよる石森、9thの選抜に落ちたことを自分の事よりほかのメンバーの事に対して悔しがる石森。この映画を見るまで知らなかったのですが石森虹花さん、かなり欅坂の「心」って感じがしますね。
また、9thの選抜で小池が墜とされ、泣いていた件についてですが自分も全く理解できませんでしたね。過去のライブでセンターも務めかなりライブを支えていたのにも関わらず。そりゃ泣いてしまいます。ただ彼女はとても強いので、まだ欅坂に居てくれているし、欅坂を引っ張っていく存在となったのがとてもうれしいです。
・映画を見終えてから、配信ライブについて考える
映画見てから配信ライブのことを考えると、やっぱりみんなが成長しすぎていてエモくなっちゃいます。個人的には、理佐が避雷針のセンターを
堂々とやっているところで悲鳴を上げそう。ほかのメンバーのセンターもよかったし、僕はやっぱりこばゆいが好きなのでぽんさんがセンターで平手の衣装を着てガラスを割れ!を披露しているのがとても感慨深い。小池のアンビバレントもあんな可愛い顔してあんなかっこいいパフォーマンスをしやがって。配信ライブで約10か月ぶりにちゃんと成長した姿を見れていたわけです。映画後にまた配信ライブの感想がドバドバ溢れてきちゃいました。
・まとめ
映画の話ですが、時系列がぐちゃぐちゃで少し理解しづらいです。
ドキュメンタリーとしてはかなり内容が濃くて楽しめました。
日向の時と違って事前情報無しで挑んだので新鮮度も◎
ライブシーンも結構あって、全部が全部バカかっこよくて鳥肌立ちまくりでした。前提として多少は欅坂を知ってる人向けだと感じたのでもし観に行こうとされている方はYoutubeでまとめ動画を見た方がいいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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自分史上最高に頭使ってブログ書きました、疲れた
おしまい