美しい坂道人生

アイドルオタクの備忘録

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【歌詞考察】晴れていく心模様... 砂塵 【欅坂46】

(2022/11/9 追記)

菅井友香さんの卒業セレモニーで「砂塵」が有観客初披露されました・・・!!

約3年越しになるんでしょうか、感慨深いです。

 

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欅坂46砂塵」の考察記事です。

 

この歌がメロディも良く、聞き心地抜群なのでよく聞いているのですが、歌詞も比喩がたくさんあるので考えてみたいと思います。どういう意味の歌詞なんだろう?と思った方も多いのではないでしょうか!!!

 

ラストライブでのゆっかーの笑顔が印象的だった歌

恐らく、煙がだんだんと晴れていくような演出だった気がします・・・どうだったっけな。

タフマンのCMのイメージだとかっこいい感じでしたが、歌詞はどうなんでしょうか。

ゆっかーの笑顔から、幸福感のある歌だと捉え、考察をしていきたいと思います。

 

・タイトルの意味

まず、タイトルの砂塵とは?

⇒そのままですが、すなけむりのことですね。

 台風が来た時、学校のグラウンドとかでよく砂塵が舞ってましたね。

 

・歌詞の考察

 

心が変わっていく瞬間に

静かな風が吹くんだ

過去の何かが散らばり

ざわざわすることを知った

 

心が変わっていく瞬間というのは、何か悩み事が出来たとき。

深刻な悩み事がある時は、心がモヤモヤしますよね。それを「心に吹く静かな風」と表現しています。

風ということで、タイトルの砂塵とかかっていますね。

そしてその悩み事こそが、「恋かもしれない」という感情です。

 

 

初めて話した君は

遠くのイメージと違った

気さくなその微笑みに

勝手に惹かれたんだ

 

特に関わりもなく遠くにいた存在の「君」。

思っていたイメージと違う何気ない気さくな態度から、「君」に惹かれていきます。

 

 

まさかそんな感情が生まれるなんて

思わなかった

よく晴れた日だから

 

「よく晴れた日」

心が晴れているということは、すなわち悩み事がないということ。

「恋かもしれない」から「恋」になったという確信です。

「君」が好きなんだ自分は!と開き直った感じですね。

 

 

砂塵だけが舞ってたけど

ようやく止んだよ

一瞬の錯覚じゃなくて

何度も確かめた

 

砂塵が舞っていてこの気持ちは何だろうか?とモヤモヤしていたけど、

ようやく(時間をかけて)やんだようです。サビで。

そして、一瞬の錯覚ではなく何度も確かめたということは

その時だけ好きになったという訳ではなく何度確かめてもやっぱり君が「好き」だったと。

逆にすがすがしくなって気持ちよさそうな主人公が汲み取れます。

 

 

この胸が落ち着くまでは

しばらく待ってた

今 目の前にいる君となら

ホントに始まりそうだ

 

心の砂塵が落ち着くまでは、自分の中でも待っていたのでしょう。

そして今、心の砂塵は快晴。

君との恋が、始まる予感がしていますね。

 

 

いろんな先入観で

誰もが思い込んでしまう

君ってどういう人か

僕にもわかったんだ

 

一番歌詞の"初めて話した君は遠くのイメージと違った"繋がってきます。

その人のことを知らないまま、決めつけてしまうこと。

僕も君のことを先入観で思い込んでいたけど、初めて話した日からイメージは変わってきました。

 

 

もっと君を知りたいと思うきっかけは

恋だったのか

後になってから知った

 

僕は君に恋をしていることに気付いていません。

つまり、心の砂塵はまだ晴れていない。

君を知りたいと思う"きっかけ"は恋をしていたからでした。

後になってから僕は知ります。

 

 

はっきりと見えて来たよ

自分の気持ちが

今までの蜃気楼じゃなくて

未来の向こう側

 

今までは、自分の気持ちが曖昧な気持=蜃気楼のような景色にしか見えていませんでした。

それがはっきりと見えてきました。

 

 

愛しさを伝えるには

まだまだ早いか

もう少し切なさ 溢れたら

あっちへ歩いて行きたい

 

推測ですが、歌詞を辿ると僕はまだ君と1回しか話していません。

その段階で気持ちを伝えるのはまだまだ早いと判断しました。

「あっち」というのは先ほど登場した「未来の向こう側」ですね。

その未来の向こう側に歩いていきたいと詠っているので、

告白して両想いになりたい、ということでしょう。

 

 

風は止んで

普通の青空

君をずっと

思い続ける

 

心の嵐は過ぎ、青空になりました。

そして僕は君のことを思い続けます。

 

 

時間の砂が積もって

確かな愛になってく

きっと 君への思いと

砂塵(さじん)は舞い上がらない

 

一瞬感じた愛ではなく、時間をかけて培った愛こそが確かな愛。

「時間の砂が積もって」という表現が「砂塵」とかかっていてとても面白い詩です。

君への思いが確かな愛になったら、心が晴れやかなので砂塵は舞い上がらない。

ちなみに、歌で聞くと「砂塵は舞い上がらない」で綺麗な間奏に突入するのですが

その部分で綺麗な青空が想像できるので、ぜひこの記事を読みながら砂塵を聞いてください。

 

 

あの地平線まで

ずっと見渡せるよ 今

この地平線というのワード、ダブルミーニングになっています。

①地平線まで見えるくらい心が晴れている

②君との未来が地平線くらい遠くまで見える

 

 

・まとめ

砂塵というタイトルからは全く連想もできない素晴らしい歌詞のラブソングです。

僕が遠い存在だと思っていた君と話してみたら恋をしてしまった、という心情が描かれています。

そのことだけでここまでいい歌詞、いいフレーズを書けるのはやっぱりすごい。

砂塵から恋に結び付けて連想させる歌詞を作れるのは本当にさすがとしかいいようがないですね。

この記事を読んで砂塵という曲に深みを感じて頂ければ嬉しいです。

読んでいただき、ありがとうございます。