【歌詞考察】"サヨナラはその日まで"とは? 櫻坂46 その日まで 考察
考察
11/8・9に行われる櫻坂46の東京ドームLiveで、キャプテンの菅井友香様が卒業されます。
どういう感情でライブを迎えるんでしょうか。感情移入したくてもできませんからね・・・。東京ドームでアイドルとしてのラストを飾れるなんて、羨ましい人生ですね。選ばれしものです。自分でつかみ取ったものです。坂道の方でドーム公演にて卒業された方は、中元日芽香さん、伊藤万理華さん、西野七瀬さん、高山一実さんです。
そして先日、菅井友香ラスト参加曲「その日まで」のMVがYoutubeにUpされました。
音源、MVともに初披露となりました神曲でした。
メロディーも疾走感があり、明るい卒業ソングでありながらも、転調させることによって菅井さんは本当に卒業するんだよ、というエモーショナルな感じを醸し出しています。
余談ですが、坂道だと結局西野七瀬さんのソロ曲が好きです。「ごめんね、ずっと・・・」「ひとりよがり」「釣り堀」等、リラックスできますし、聴き心地◎
坂道関係なしですと、米津玄師「KICK BACK」Vaundy「CHAINSAW BLOOD」「瞳惚れ」藤井風「grace」 。僕と同じくらいの世代の方たちがやばいです。
では「その日まで」の歌詞について考えていきたいと思います。
サヨナラ サヨナラ サヨナラ
悲しくなんてないよ
だって いつかは会えるでしょう その日まで
⇒冒頭の歌詞で、菅井さんの卒業曲だということが、ぱっとみて解釈できます。
卒業しても芸能活動は続けると公言している菅井さん。グループから卒業してもまた活動が見れるということかと思います。
作詞担当の秋元康さん(以下、やすぴっぴ)は、「サヨナラ」をカタカナで表記しています。
また、興味深いことに乃木坂46の楽曲「サヨナラの意味」もカタカナ表記です。
しかし、1997年にやすぴっぴが出した本で「さよならにもルールがある」という本があります。やすぴっぴはこの頃からさよならという言葉が好きそうです。しかし、この本のタイトルの「さよなら」はひらがな表記です。(25年も前ですが)
そう この場所は心地いい
すべてが見慣れた景色
何かを望めば どんなものも
手に届くけど
こんな環境に甘える自分を
許せなくなってしまう前に 決心した
今日までのものは ここに置いて行こうって
手ぶらの方が 自由に生きて行けそうで・・・
⇒ここの歌詞は、アイドルに慣れた菅井さんと窮屈なアイドル活動からの解放を表していますね。欅坂時代にメンバーの不祥事が次々と漏れ、大変だったこともありようやくそのアイドル人生に終止符を打つ、ということです。
じゃあね じゃあね じゃあね
笑って手を振りながら
あなたの心の片隅に残りますように・・・
ごめんね ごめんね 勝手なこと言って
でも大人になるためには 見送って・・・
⇒「笑って手を振りながらじゃあね」という歌詞が非常に菅井さんぽいですね。情景が想像できます。あ、寂しい。また、「・・・」が菅井さんの謙虚さを表しておられます。
2番以降もストレートな意味の歌詞が続きます。ただ、ラストだけ要注目です。
でも大人になるためには見送って・・・
サヨナラはその日まで
⇒大人とは?そもそもやすぴっぴのアイドルグループは恋愛禁止です。それがグループを卒業することによって、制限がなくなりますね。大人になるというのは結婚や恋愛を示唆しているものと思われます。「サヨナラはその日まで」って、その日(結婚、恋愛)にはサヨナラってことなんでしょうか。悲しいです。
また、ポルノグラフィティの歌で「サウダージ」という歌がありますが、「その日までサヨナラ恋心よ」という有名なフレーズがありますね。これを上下入れ替えただけの歌詞がラストの歌詞になります。恋心よというフレーズはないので別の意味になるかと思いますが、何か関係があるかもしれません。
以上、櫻坂46「その日まで」について考察していきました。まさに菅井さんの卒業を体現する楽曲となっています。メロディーも颯爽としており、その感じが逆にエモーショナル。東京ドームでこの曲が披露されている瞬間、自分が泣いている未来しか見えません。まさに悦。今度の東京ドーム公演で、一つの物語は終演します。楽しみましょう。